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先日知人が 近くタイ旅行に行くそうで、簡単な会話集でも持ってたら貸して欲しいとのこと。
おー懐かしいな!何十年前かな?独身の頃はけっこう行きましたよ。もうかなり近代化したんでしょうな。
でも言葉は変わらんね、さっそく探してみますと 古めのガイドブックがでてきました。パラパラとページをめくりますと おー懐かしいシールが.....これ昔から探してたんです。
で 思い出話.......いつかな?80年代ですね、事故で亡くなり今はいませんが 当時親友のYと二人でBKKへ。
泊まったホテルはニューナナホテル、一晩過ぎて午前中 何も予定がないのでYとホテルの前まで出てみますと、ブリーフケースをかかえたおっちゃんが”市内観光どうですか”と近寄ってきました。
あー白タクね、Yと”どーする” ”まー行ってみるか” で半日観光OKしました。でも怪しいやつかどうか分からんので、お試しです。
お昼近くになって”どこでもいいから飯食いましょう”で 川岸の半水上レストランに到着です。”にいさん何食べます?”あらご返事が”私は食べたのでいいです”だって。
結局彼はなにも食べずにみているだけ、出された食事もメニューどおりでぜんぜん高くはない。なんだこいつはまじめだよ、普通は自分の息がかかった場所へ連れて行って、観光客用のお勘定にするんだけどね。
そこで”もう半日どこか連れてって”もらいました。車中話を聞きますと”実はおれ警察官で軍曹なんですよ”だって。”バイトやばくないの?”って聞くと、給料が安いのである程度のポジションだとバイトOKなんですって。
そしてBケースの中から拳銃と無線機出してみせてくれました。ちょっと怖いけどこれは面白くなりそうね、こういう人とは友達になっておくと有効です。
こうしてこの旅も面白い事満載で(文章にはできませんけど)無事終了、そしてお別れ前に”なにかあったらこのシールをだして、おれの名前を言えば 警察関係はなにも心配ないよ”と言ってくれたのが写真のシール。
そういえば彼の友人たち みなさん車の前のウインドーにこのシール張ってまして、検問などがあっても これを見ると警察官止めません、現場見ましたよ。
彼の威力はかなりあって、この1年後私一人でBKKに行った際 ドンムアン空港の入管に彼が待っていて、私を見つけるなり 空港MPを呼んで なにやらひそひそ。
入管のスタンプを持ってこさせて、なんと私が自分でパスポートにペタン、そのまま別な出口から止めてあった彼の車で市内へ行きました。
今でも信じられない出来事ですが、逆も考えて見ますと怖いですよね。近年状況もかなり変わってるとは思いますが、よその国では気をつけないとね。